この記事がお気に召したら
シェアはこちらから
2015.10.12掲載
長野県駒ヶ根市 E様
時間が経つのも忘れる不思議な空間
― 古民家風和モダン住宅
住宅を建てようと思った経緯は?
「古民家を自分で少しずつリフォームする」のが私の夢でした。
しかし主人は家へのこだわりは全くなく、ただ「眺望の良いところに住みたい」というものでした。
物件を数多く見て回りましたが、「いい!」と思った古民家は、どれも強い風や日差しを避けるような場所に建っていて、眺望はイマイチだったりと、私たち夫婦を満足させてくれる物件には出会えませんでした。
そこで「眺望の良い土地を買って、そこに古民家風の家を建てよう!」と思ったのです。
当初から工務店に依頼しようとお考えだったのですか?
古民家風の家づくりにこだわっていたこともあり、「どこでもいい」というわけにはいきません。
古民家風といっても、使う材料は風雪に耐えてきた古材や、長年使い込まれてきた建具を使うことが必須条件でしたので、これらのこだわりを実現できる建築家や工務店を探していました。
工務店にはどんなご希望を伝えたのですか?
予算に上限がありましたので、できるところは極力自分たちで施工することにしました(というか、私が家づくりを楽しみたかったので、できそうなところを残してもらった、という感じです)。
主人の希望は、「湯船につかって、中央アルプスを眺められること」、「囲炉裏と土間を作ること」だけ。
あとは私のイメージで平面図を描き、それを工務店に話して設計図をおこしてもらいました。
古材を使うと高くなりがちですが、なるべく材料を補修しないで使ってもらい、塗装も自分ですることで、コストを大幅にカットしました。
工務店にご依頼を決定された理由を教えてください。
私の案を面白く思って予算内で引き受けてくれる有能な設計士さんを見つけたのですが、「新材を古く見えるようにする」というご提案だったので、どうしようか迷っていたところでした。
そんな時、ザ・ハウスのサービスを利用して工務店を紹介してもらいました。
紹介してもらった工務店は、古材を多くストックしていたことと、その古材を使って家を建てる腕を持った棟梁がいるということで決定しました。
工務店との打合せはいかがでしたか?
当時は東京に住んでいて、松本市にある工務店とコミュニケーションをはかることは、かなり大変でした。
月に一度くらいの割合で東京から松本市に行き、打合せを重ねましたが、何度も図面を描き直してもらうこととなりました。
ちょうど、九州に住む親の不幸が続き、きちんと打合せることができなくてご迷惑をおかけしました。
工務店の見積り内容や、施工はいかがでしたか?
予算が限られていたため「予算を超える部分については自分たちで施工する」ということで、見積りから除いてもらいました。なので、実は今も完成していないところが残っています。
工事中については大工の棟梁がきっちりした仕事をしてくださいましたので、良かったと思っています。
実際に完成していかがでしょうか?
古くもなく新しくもない不思議な空間です!
なんだか落ち着いて居心地が良く、いらっしゃった皆様には「時間が経つのを忘れてしまう」と喜んでいただきますが、あまりにも来客が多いので、カフェか民宿にしたいくらいです(笑)
あと、マイナス16度でも東京のマンションより寒さを感じない快適さ!きっちりした断熱施工と薪ストーブのおかげですね。
ザ・ハウスを利用しての感想は?
おかげさまで、手作り感のある家を実現することができました。
担当者からは、何度もご連絡いただき感謝しています。ありがとうございました。
これから工務店と家を建てる方に一言
丸投げでは満足のいく家は建てられないと思います。
自分のライフスタイルと居住空間の調和をどう取るか、そのイメージをしっかり持った上で工務店に依頼することが大切だと思います。
ギャラリー
建物データ
- 所在地:
- 長野県駒ヶ根市
- 敷地面積:
- 776.86平米(235坪)
- 延床面積:
- 112.72平米(34.1坪)
- 竣工月:
- 2011年3月
- 生活スタイル:
- 単世帯住宅