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ハウスメーカーの豆知識

3.構法と性能の着眼点

多くの方がハウスメーカーを検討する理由として、「構造や性能面の信頼性」を挙げます。

よくインターネットのQ&Aサイト等で「どのハウスメーカーが構造的に優れていますか?」という質問を目にすることからも、一般の方が住宅の基本性能に強い関心を寄せていることが分かります。

しかし一方で、実際に比較検討しているハウスメーカーの顔ぶれを見ると、「なぜこの3社を比較しているのだろう?」と不思議に感じることも少なくありません。

と言うのも、構造や工法が違うハウスメーカー同士を比べても、ほとんど意味がないからです。

「商品名」に惑わされない

でも、そうなってしまうのも致し方がない所があります。

それは、パンフレットやウェブサイトで謳われている構法のネーミングが、構造や工法の本質的な理解を邪魔している所があるからです。

例えば、ハウスメーカーのパンフレットやウェブサイトを見ると、「○○スーパー××構法」、「ハイグレード○○構法」、「ダイナミック××システム」といった言葉が並んでいますが、これらはハウスメーカーが独自に名付けたいわば「商品名」のようなもので、建物の構造や工法を分類するために使われる「建築用語」とは違います。

しかし、構造や工法の特徴は、そのまま計画内容に影響します。ご自身の計画や状況に照らした時に「総合的にメリットを多く得られる工法は何か?」を見極めることは大変重要なポイントです。


その上では、ハウスメーカーが独自に謳っている構法(商品名)に惑わされず、構造や工法の「本質的な特徴」を理解する必要があります。

工法の特徴を理解する

主に建物の構造は、「木造」、「鉄骨造(軽量、重量)」 、「鉄筋コンクリート造」の3つに分けられます。

<木造>

構造材に「木」を使った工法には、主に「軸組工法」と「枠組壁工法(ツーバイフォー工法)」の2つがあります。またこれらの工法は、主に現場で施工する方法の他、床や壁のパネル毎に工場で生産を行う「パネル工法」、部屋ごと工場で生産を行う「ユニット工法」があります。

・木造軸組工法

木造軸組工法は日本の伝統的な工法で、時代とともに金物やプレカットの技術を進化させながら、現在でも多くの住宅で採用されています。土台の上に柱を立て、梁や筋交いで構造をつくる工法で、他の工法に比べて安く、自由度も高い工法です。
しかし、現場での施工比率が高く、施工者の技量によって品質の差が生じやすい工法でもあります。

・木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)

木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)は19世紀初期に北米で生まれ、床、壁、天井の6面で建物を支える工法です。構成する部材に2インチ×4インチの角材を用いるため、ツーバイフォー工法と呼ばれています。
自由度は高いとは言えませんが、作業がシンプルなので施工者の技量に左右されることなく、工期が短いのが特徴です。壁で支えるという点では、いくつかのハウスメーカーが採用している「パネル工法」も似た特徴を持った工法と言えます。

<鉄骨造(軽量、重量)>

構造材に「鉄骨」を使った工法には、主に「軸組工法」と「ラーメン工法」の2つがあります。構造材には、軸組工法の場合は主に軽量鉄骨が、ラーメン工法の場合は重量鉄骨が使われます。
工場で柱・梁の部材単位を製作する方法の他、床・壁のパネル単位で工場生産を行う「パネル工法」、部屋単位で工場生産を行う「ユニット工法」があります。

・軽量鉄骨軸組工法

軽量鉄骨(厚さ 6mm未満の鋼材)を構造材に使います。素材の品質にばらつきが少なく、主要部材は工場生産されるため、安定した精度を保つことができます。
基本的に錆や熱に弱い素材のため、防錆処理や断熱をしっかり行う必要があります。

・重量鉄骨ラーメン工法

重量鉄骨(厚さ6mm以上の鋼材)を構造材に使います。軽量鉄骨よりも部材が大きく、大開口や広い空間が必要な場合に向いている工法です。
粘りが強い構造である一方で、揺れやすい構造でもあります。木造よりも重量があるため、基礎や地盤の補強が必要になることが多く、建築コストも比較的高くなります。

<鉄筋コンクリート造>

構造材に「鉄筋コンクリート」を使った工法には、主に「壁式工法」と「ラーメン工法」の2つがあります。現場でコンクリートの打設等を行う方法の他、床・壁のパネル単位で工場生産を行う「プレキャストコンクリート造」もあります。

・鉄筋コンクリート壁式工法
・鉄筋コンクリートラーメン工法

コンクリートで鉄筋を覆った構造材を使い、特にマンションやビルなどの中高層の建物に使われます。壁式工法が床、壁、天井の6面で建物を支える工法なのに対し、ラーメン工法は柱、梁で構成された工法です。
圧縮に強いコンクリートと引っ張る力に強い鉄筋の相性が良く、耐震性や耐久性は木造や鉄骨造に比べて強いと言われています。不燃材でもあるため、火災にも強い構造材です。
木造等の他の構造と比べて建築費が高く、重量も重いため、軟弱な地盤に建築する際はさらに杭工事の費用が必要になることもあります。
     

以上が各工法の概要です。ここで重要な視点は、「どの工法が最も優れているか?」ということではなく、ご自身の計画や状況に照らした時に「総合的にメリットを多く得られる工法は何か?」を見極めることです。