クローズアップ社長
登録工務店の社長インタビューです。
アラキ工務店/荒木 勇社長

荒木 勇社長/アラキ工務店

1984年 同志社大学経済学部 卒業
1984年 日本生命保険(相) 入社
2001年 (株)アラキ工務店 入社
2003年 代表取締役社長 就任

【家族構成】妻+長女+次女
【趣味】登山・ダイビング・海外短編アニメ鑑賞・テニス
【座右の銘】有言実行

荒木社長をもっと知りたい!
― 工務店を経営しようと思ったのはなぜですか?

もともとは家業を継ぐつもりもなく首都圏で働いていました。

先代社長の父が70歳を迎え、これまで施工した「約600軒のお施っさん」をどうするのか、当時15名在籍していた大工さんたちの雇用をどうするのか、と真剣に悩み、実家に戻り跡を継ぐことになりました。

自分ひとりの人生も大切ですが、大学に行くことができたのも親のおかげ。「実家が困っているときに帰れなくてどうする」と思い、家族も賛成してくれたので京都に戻りました。

― 社長にとって「家づくり」とはどんなものですか?

京都市内には、戦前に建てられた住宅が4万軒以上残っています。

しかしながら、毎年800軒のペースで解体・除却が進んでいます。昨今の観光ブームで土地が高騰しているのと、京町家を構造からしっかりと改修できる大工がいないのがその原因だと言われています。これは大変残念なことです。

当社では、1軒でも多くの京町家を残し、町並みを守り、次の世代に伝えていきたいと考えています。そのため手道具を使える大工さんでしかできない仕事に特化し、当社をみつけていただいた施主さんのご要望に応えていきたいと願っています。

京町家は、長年にわたって培われた独特の意匠があります。伝統的な収まりを守り、「昔からあったような」「改修をしたけれど、どこを直したのかわからないような」町家の再生を心がけています。

― 今、夢中になっている趣味はなんですか?

仕事ばかりの毎日ですが、2日以上続く休みが取れたら、家にはいないようにしています。

晴れたら、縦走。北アルプス南部が多いかな。岩場では工事用ヘルメットをかぶってますので、見つけたら声かけてください!

雨が降ったらダイビング。近場だと、京都府舞鶴市の冠島か、和歌山県の白浜。台風で和歌山の白崎が閉鎖になり悲しいです。3日あれば高知県の柏島で潜ってハゼたちと遊んでいます。

― 社長にとって一番大切なことはなんでしょうか?

頑張って仕事をしてくれている大工さんを大切にすることです。

当社ではほとんどの大工さんを社員として雇用しています。彼らの腕が京町家の保存にかかせません。複雑に変形した構造も、建てたときの状態に戻してくれます。シロアリにやられた梁や柱も、きちんと元に戻してくれます。本当にありがたいと感じています。

大工さんを大切にし、大工さんが良い仕事をしてくれれば、また、新しい仕事のご依頼があります。こうして、会社が永続発展していくことで、建てたお住まいに対して長く責任が果たせると思っています。

― 日々、気をつけていることはなんですか?

協力業者さんも含め、職人さんたちが、笑顔で、働いてくれることです。人生の1/3は仕事場で過ごしています。その時間が楽しくないと、本当にもったいない気がします。

古家の改修は仕事はきつい、服は汚れる、危険も大きく大変ですが、施主さんの思い出を残すために、頑張るのが我々の仕事です。竣工時、お施主さんを笑顔にするためには、我々が仕事を楽しむのが一番重要です。解体時にも昔の仕口を学べますし、補強時にも勉強した規矩術*を生かせます。

何でも前向きに考え、声を掛け合うのが大切と思っています。

*規矩術…木造大工の加工技術の一つで、木造建物の仕口・継手やその他の接合部分など、部材の形状全般を規(コンパス)および矩(曲尺)によって作り出す方法。

最後に社員の方に聞きました!
― スタッフの方から見て、社長はどんな方ですか?

会合に行くと何かしら発言してしまうので、いろんな役を引き受けちゃう人です。(長崎)

建て替えたいって言っていたお客さんでも、社長と話すと不思議と改修することになってます。(三谷)

電話すると、声が大きくて少々うるさいです。もう少し小さい声で!(米沢)

お客さんの懐にどんどん飛び込んでいく人です。おかげで仕事増えちゃう(笑)(西川)

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