クローズアップ社長
登録工務店の社長インタビューです。
KAJA DESIGN/大熊 英樹社長

大熊 英樹社長/KAJA DESIGN

1981年4月 高校卒業後、(株)東亜グラウト工業 入社
1996年1月 (有)大熊工業 設立
1999年5月 株式会社に組織変更
2005年4月 インテリア事業部「KAJA」発足
2009年2月 建築事業部「KAJA DESIGN」発足

【家族構成】夫婦、子ども2人
【趣味】海外旅行、音楽鑑賞、映画鑑賞
【座右の銘】有言実行

大熊社長をもっと知りたい!
― 工務店を経営しようと思ったのはなぜですか?

地盤改良工事を主たる業務としていた当社が、リゾート建築を提案する注文住宅事業部「KAJA DESIGN」を発足させ理由は、私の2つの体験からでした。

一つ目は、長期休暇で訪れた海外のリゾート地での体験です。
日々どんなに忙しくストレスにまみれていても、家族や仲間と訪れるリゾート地での休暇は「よし、また頑張ろう!」と、気持を一新してくれました。もし、いつも生活している住宅がリゾート地のような空間であったなら、毎日がどれほど活力にあふれ、幸せなことかと、想像しただけでもワクワクしました。

二つ目は、ある地元の工務店でマイホームを建てた時の体験です。
結論からいうと大失敗でした(笑)。趣味の映画や音楽鑑賞をしてくつろぎたいのに、電気コードが散乱している。ソファーに座ると外の様子が見えて、歩いている人と目が合って落ち着かない…。

私は「建築のプロに任せておけば素晴らしい家ができる」と、勝手に思い込んでいたのです。「これだけのお金をかけて、こんな家しか出来ないのか…」と、後悔ばかりが残りました。そこで施主様が私と同じ思いをしないように、自らつくり手になることを決めました。

― 社長にとって「家づくり」とはどんなものですか?

家づくりとは、子育ての場をつくることであり、家族が心からくつろげ、安らげる場の提供だと思っています。

そこには、つくり手の想いがこもっていなければなりません。例えば、一年に何百件も同じような間取りの家をつくるのは、つくり手の都合で手っ取り早い方法を選んでるのであって、想いがこもっていません。

私たちは、自宅が最高の癒しの場となり、豊かな時間を過ごすかけがえのない場となるような住宅を提供したいと考えています。その実現のために建材を海外から直輸入したり、現地の職人や企業と提携しオリジナル商品を制作するなど、建物はもちろんのこと、照明やインテリアまでトータルで一切妥協のない住空間を提供しています。

これを実現するには、すべてのスタッフが一定以上の知識と技術が伴っていることが大切です。ですので新人も海外研修に連れて行きます。四の五の理屈を教えるより、現地のリゾートホテル、石切り場、職人などと接して、そこの空気感を肌で感じてもらった方が、理解が深まります。

会社にはもちろんマニュアルはありますが、それは働きながら身につければよいことで、まずは体験することが重要だと考えています。リゾート地で使われる素材や内装の雰囲気など、空気感を体感しなければ、お客様にお伝えすることができないと思っています。

― 休日はどんなことをして過ごしていますか?

休日は家族と家でのんびり過ごしています。

私の失敗したマイホームは、数年後に当社でリノベーションを行い、天然石や造作家具などを使った本格的なリゾート建築に一新しました。この家で飲む一杯のコーヒー、お気に入りの椅子に身をあずけながら愉しむ読書、そして、いつしかウトウトしている時間…。なにげない休日の過ごし方が、私のかけがえのないリラックスタイムです。

積極的に外に出て体験することは大いに必要です。しかしながら、「レジャー」という観点で突き詰めて考えると、家が充実すれば休みに外出しなくても素敵な時間を過ごすことができます。

― 社長にとって一番大切なことはなんでしょうか?

「人」です。お客様、家族、スタッフ、友人、ビジネスパートナー、すべての人です。

まずは、自分の身近な人々と一緒に楽しんだり、幸せな気持ちを分かち合えなければ、その他の人たちを大切にしていくことはできないでしょう。

具体的な取り組みとしては離職者を出さないこと。会社の福利厚生を、社員と一緒に考えるようにしています。どんな難しいことや荒唐無稽な要望でも、一度すべてを受け入れます。実例では、社員から「社員食堂がほしい!」という要望が挙がりました。当社の規模では社員食堂はつくれませんが、職場から近いおしゃれなカフェと提携して、社員がワンコインで食事ができる環境をつくりました。他には、業務時間内に外にお茶をしに行ける制度など、こんな感じで皆でアイデア出し合いながら、職場環境を整えています。

また、仕事を共にする仲間については、社内外の隔たりを極力設けないようにしています。毎年行う海外研修旅行には、外部の建築家や、石職人、広告のコピーライターも参加します。「共に一つのものを創り上げる仲間」に、たまたま社員だったかどうかの線引きは不要です。

― 日々、気をつけていることはなんですか?

社員とのコミュニケーションですね。直接に話すことは大切だと考え、毎日のように各拠点を回っています。オフィスには社長席や社長室はなく、私は空いている席に座ります。「あそこのご飯が美味しかった」、「ここのホテルがカッコ良かった」など、他愛もないことをたくさんしゃべりますね(笑)。

直接のコミュニケーションを大切にする一方で、SNSを活用して「こんな情報を知りたい!」という感じで、みんなに募集します。さらに「いつでも社長にLINEしてOKルール」というのもあります。とにかく、無駄な距離は百害あって一利なしですね。

社長が何を考えているのか社員にも分かって欲しいですし、私も社員の想いや考えを知りたいと思っています。

― スタッフの方から見て、社長はどんな方ですか?

リゾートの知識が豊富で、既成概念にとらわれない、斬新な発想を持っている社長です。話しやすく何でも相談に乗ってくれますし、相談したことは必ず議題に乗せて検討してくれます。何よりいつもスタッフの幸せを願い、考えてくれている様子が伝わってきます。

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