5分でわかる!工務店住宅

<CHAPTER5> 工務店の倒産に備えるには?

同じ「工務店」と名が付く会社でも、大きな建築会社から1人の大工さんしかいない会社まで、会社の規模にはもの凄く大きな差があります。

「大きい会社だから安泰」というわけではありませんが、会社の規模が小さいとどうしても不安は拭えません。しかし、現在では法整備が進み、どんな規模の会社でも重要部分については10年間の保証が義務付けられています。つまり、この点については会社の大小で保証の差はほとんどありません。

設計施工:鶴崎工務店

一番注意したいのは、工事中の工務店の倒産です。

もし工事途中に工務店が倒産してしまったら、別の会社にその後の工事を引き継いでもらわなければなりません。また、工事の進み具合よりも多くの支払いを済ませてしまっていた場合には、すでに支払ったお金は戻ってきません。

そんなことにならないためにも、経営内容がいい工務店を探したいところですが、一般の方が工務店の経営内容を見極めるのは至難のわざです。

そこで1つの指標にしたいのが完成保証への加入です。

完成保証は、一定の経営水準を満たしている工務店だけが受けられる制度で、その工務店が施工中に倒産しても、別の工務店が工事を引き継いで住宅の完成させてくれる制度です。

健康でないと生命保険に入れないのに似て、倒産リスクの高い工務店は完成保証に加入できません。

主に住宅を手掛けている工務店の中でも、完成保証に加入している工務店は1%にも満たないと言われています。決して脅かすわけではありませんが、大多数の工務店が完成保証に加入していないか、加入できない状態にあるという現状を理解しておく必要があります。